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No.245 多様な意識レベルにおける原因と結果

Pathwork Guide Lecture No. 245
1996年版
1977年11月16日


多様な意識レベルにおける原因と結果
CAUSE AND EFFECT ON VARIOUS LEVELS OF CONSCIOUSNESS


 愛する友人達よ、このレクチャーは人間の媒介を通して流れており、神の祝福は皆さん全員に与えられています。この祝福は持続します。それは留まり、ゆっくりと皆さんの準備が整うのを待っています。皆さんが土壌を整えるにつれて、祝福は皆さんの中で完全に花開くでしょう

 このレクチャーのテーマである「原因と結果」は、三次元のレベルで議論するのは容易ではありません。まず、意識の発達段階の最も低いレベルでは、原因と結果はありません。あるいは、存在しないように見えると言えます。意識が高まるにつれて、新たな地平が現れます。以前は存在しないと考えられていた原因と、結果が繋がっているのが見えるのです。意識が完全に神に満たされた発達の頂点においては、原因と結果は最早存在しません。

 宇宙的現実における他の多くの側面と同じく、ここでも最低の意識形態と最高の意識形態には共通の特徴があります。しかし、内容、態度、根底にある思考や感情においては非常に大きく異なります。原始的な意識が世界を原因と結果とは関わりのない、繋がりのない一連の出来事として捉えているということは、あなたにとっては比較的容易に理解できるかもしれません。おそらく、存在の最高領域では最早、原因と結果は存在しないということを理解することの方が、あなたには遥かに難しいでしょう。この状態を人間の言葉で表現することは極めて困難です。

 あなたの現在の現実領域では、あらゆる行為には結果が伴います。思考、微かな内的態度、人生全体の状況との間に、同じ様な関わりを見出すことはそれより遥かに難しいことです。人が発達すればする程、その人はより目に見えないレベルでの原因と結果を気づくようになります。この道においては、このような感知の発達は強く強調され、徐々に鋭敏になっていきます。

 殺人等、明白な行為を犯した場合、その結果は明らかです。しかしもし、疑わしい非難、悪意、盲目さや強情によって他者を中傷し、相手に対しての好意的解釈を拒み、相手との誠実なコミュニケーションを通して違う現実を創り出そうと心を開かないのであれば、あなたの思考は相手を殺しているのです。この秘密の「殺し」は、肉体的殺害と同じく深刻な結果をもたらします。最初は、このような行為の影響に気づくことは簡単ではないかもしれません。しかし、あなたが発達し、意識を高めるにつれて、例え原因が明白な行為ではなく、これまで見落としてきた隠れた思考であったとしても、原因と結果の間には明確な繋がりがあることに気づくでしょう。

 皆さんの三次元の世界、そして現在の意識状態では、あなたは自分が多くの領域で道半ばの状態にあることに気づきます。世界は、完全に良い訳でも悪い訳でもありません。あなたの人格も、完全に良い訳でも悪い訳でもありません。あなたは天国にも地獄にも住んでいません。あなたは、両極端の組み合わせを体現しているのです。皆さんの多くは、他の世界、他の領域、他の意識状態の存在を疑わしく思っています。あなたが道半ばにいるということは、あなたの領域が宇宙における唯一の現実ではあり得ないことの明確な兆候です。もしあなたと、あなたの世界に何らかの善が存在するならば、それ以上に大きなレベルの善が存在する筈です。従って、偏在する善の領域も又存在せねばなりません。同じことが悪にも当てはまります。つまり、あなたと、あなたの世界に少しでも悪があるならば、それよりも悪がある意識領域もあるに違いなく、最終的には全てが悪である領域も存在する筈です。

 あなたは原因と結果に関して、あるいはその気づきに関しても道半ばです。変化するのはあなたの気づきの対象ではありません。成長するに伴い、あなたの視覚が変わるのです。

 行為は取り消すことができません。その瞬間な結果は撤回できないのです。もしその行為が間違いだったと気づいたら、あなたは後からそれを修正したり、正そうとしたりするかもしれません。その行為に至った内なる流れに気づき、自らの意識を高め、視覚と知覚を広げる為の材料として、その行為を活用するかもしれません。このようにして、いずれあなたは否定的な行為の影響を中和できるようになるかもしれません。しかし、その瞬間には、行為は不可逆的であり、その結果を無効にすることはできません。行為の結果がその瞬間に現れ、それが時間と共に解消されるのであれば、暫く経つと次第に、原因と結果は時間と深く結びついていることが分かるでしょう。あなたの発達段階は、それに応じた現実を創り出します。この現実は三つの次元を含みます。時間、空間、動きで構成されており、あなたが経験できる特定な度合いの原因と結果も含まれます。

 自らの行為が具体的な結果をもたらすことが理解できなければ、それを見て、魂の成長に欠かせないツールとして活用することは不可能です。例えば、否定的思考が非常に具体的で明らかな結果をもたらすと信じなければ、その思考を正そうという動機をどうして持てるでしょう?やがて、あなたの認識は変わり、これらの思考を正す努力ができるようになります。そうすれば再び時と共に、その結果も取り除かれるでしょう。同様に、人生を肯定し、前向きで誠実な思考、態度、行動はそれぞれに相応しい、望ましい結果をもたらします。もし人生のあらゆる場面で原因と結果の関係に気づかず、結果が偶然で場当たり的なものだと信じるのならば、自らが創り出した結果を改善しようという意欲もわかず、愛と善良さが至高の力であることにも気づかず、この真実によって支えられ強くなることもないでしょう。

 例えば、内的な力に駆り立てられ、衝動的で破壊的な行為をしたとしましょう。この行為がもたらす痛みと悔恨は瞬間的なものでしょう。あなたはこの行為がまるでなかったかのように取り消せる存在の境地を切望します。しかし、あなたが生きるこの世界では、それは不可能であることを知っています。それならば、高次の領域に原因と結果がないというのは、一体どういうことなのでしょうか?おそらく時折、あなたはこの原因と結果のレベルの「奥底」に、あなたが始めた原因にも、あなたが引き起こした結果にも、全く影響されないレベルに自分がいるのを感じることがあるでしょう。影響を受けないのは、あなたのハイヤーセルフであり、いかなる否定的思考にも加担しない神聖な部分であり、破滅的な態度や行動にも関与しない部分です。しかし、依然として誤った知覚に関わり、それ故に不誠実な態度や愛のない破滅的な行為に陥っている人格の層もあり、その部分はこの泥沼から自分で抜け出さねばなりません。これはやがて起こります。原因と結果と時間は、同じ現実の異なる顕現として本質的に繋がっています。

 恐らくあなたは、時間、空間、動きの制限、その二元性、原因と結果を伴う三次元の世界が不純さ、歪曲、視覚や知覚の制限に直接関連し、結びついていることを感じ始めているかもしれません。あなたの三次元的な知覚は、この世界の真実ではない全体像です。同時に時間、空間、動きの制限、二元性に伴う葛藤、原因と結果の法則は、魂がこの意識領域全体を超越する為に必要な道具そのものとなります。知覚はある行動の原因であり、特定の結果を生み出します。結果は、それが生み出された原因を創り出す歪んだ知覚を克服する為に必要な薬になり得ます。原因と結果、そして薬については、以前にもお話ししました。

 最も高次の意識状態においては、最高、最善、最も創造的で美しい原因だけが発動します。この悟りの意識状態においては、原因と結果は即座に認識でき、ほぼ同時に起こります。原因と結果の間に時間的な隔たりはありません。原因は結果です。思考は行為です。最も微かで秘められた態度が、即座の結果や帰結を生み出します。原因と結果の間には、行き来する余地はありません。この存在レベルにおいては全てがひとつになるように、原因と結果は真にひとつになります。だからこそ恩寵の時、あなたは内奥の何処かで、何が起ころうとも本質的には変わることなく純粋で、神聖で、良きものであり続ける存在領域があることを感じられるのです。何故なら、あなたの本質は万物の本質であり、それは神だからです。

 逆に、最も原始的な意識状態においては、最も明白であからさまな行為でさえも、繋がりや結果もなく、原因と結果のどちらもなく、孤立しているように見えます。殺人を犯すような原始的な人間は、自分自身と犠牲者の双方にとっても、それ以上の結果はもたらされないと心から信じているかもしれません。その行為を犯したいという欲望を生み出す原因を自らの内に探ろうとは思いもよらないでしょう。従ってその行為は、やがて邪悪という病を治す薬になる機会は決して得られません。

 愛する友人達よ、このことを大いに深く考察し、瞑想し、これらの言葉を深く受け止めて、それを理解できるよう、神に助けと導きを祈ることは、あなた方の悟りに大いなる助けとなるでしょう。

 さて、これから神への完全なるサレンダーについてお話ししたいと思います。皆さん全員、この中心的な問いと戦っています。魂のこの呼びかけに従うことへの抵抗こそが、あらゆる不快感、痛み、苦しみ、不安、不満の原因となります。神へのサレンダーは、魂の先天的な動きです。それはあなたの究極的な運命であり、それなしには自己実現も、自らの使命を果たすこともできません。このことを原因と結果に関連づけてお話ししようと思います。神へのサレンダー、あるいはサレンダーの欠如は、あなたの内的生活と外的生活で考え得る全ての側面に影響を及ぼします。このレクチャーの枠組みの中で、このことを考察するのは特に啓発的でしょう。

 それでは、神への完全なサレンダーがもたらす自然な効果をいくつか考えてみましょう。それは魂の自然な動きであるので、神へのサレンダーはあなたの運命を全うすることを意味します。それはあなたの全身器官にバランスと調和をもたらします。あなたのメンタルな器官は、真実の知覚、明確なヴィジョン、現実的な理解によって定められます。あなたは素晴らしい調和と心の平安を得るでしょう。矛盾する知覚、混乱、それに伴う欲求不満は消え去ります。明らかな葛藤への悟りと洞察により、人生という大きなパズルの全てのピースが正しい位置に収まります。

 感情レベルにおいて、この相反するものを精神的に明確にすることで、全く新しい存在方法、反応方法、感情方法が生まれます。例えば、愛することは最早、弱さや屈辱的なものとして現れることはありません。それどころか、健全な誇りと尊厳が生まれます。神へのサレンダーによって、人類が陥る最大の落とし穴のひとつ、つまり上位の否定的な権力構造に屈したくなる誘惑を回避することができるのです。あなたが自らの魂の自然な動き、神へのサレンダーという生来の運命に抵抗し、それを妨げた瞬間、あなたは偽りのサレンダーという代替品に屈することになります。友よ、これを理解することは重要です。

 権威が実際にパワーを濫用しているか、あるいはあなたがそう想像しているだけなのかはさておき、あなたが人間の権威を恐れているのであれば、それはあなたが明らかな、あるいは漠然とした何らかの形でこの権威に依存しているからです。そしてあなたは自己嫌悪を避け、自らの尊厳を保つ為に従属し、自分自身を売り渡してその為に自分自身を憎むか、あるいは権威に対して盲目的に反抗することによって、自らの依存と恐れに応えます。しかし、これは真の尊厳ではありません。これは、あなたが殆ど気づいていない感情的反応や乱れた感情に基づく、単なる盲目的な反応に過ぎません。いずれの場合も、あなたは問題を明確にできてはおらず、真の洞察力を欠いており、その権威が本当に虐待的なのか、自分が子供のように反応しているのか見分けられずにいるのです。

 あなたの神へのサレンダーが本物で包括的なものであれば、あなたは自らを抑圧し、虐待し、搾取し、人間としての尊厳を踏みにじろうとする権威の無価値さを完全な明晰さで気づくでしょう。その人が、あなたが経済的に依存している上司であろうと、あなたが切望し必要としている愛を与えてくれるパートナーであろうと、それは問題ではありません。神へのサレンダーが人生におけるあなたの最優先であり、主な重点であり、心構えであるならば、あなたは神を信頼し、その信頼は完全に正当なものであることを知るでしょう。そうすれば、あなたが必要とするものを失うリスクを負う勇気を持つことができるでしょう。神を何よりも優先することで、あなたは人間の権威は濫用され得ることを明確に見ることができます。そして、その代償を払う選択ができるのです。代償とは恐らく、あなたの尊厳と内なる自由の方が大事であるが故に、この権威が差し出すものを手放すことかもしれません。あなたの自立は、神への完全なサレンダーからのみ生まれるのです。

 神に明け渡すことの更なる結果としては、魂が隷属することなく自らの真のニーズを満たす為に、状況を変えるというニーズが生じます。これは、新しい地位、上司、関係性、パートナーを意味するかもしれません。あなたの人生における新しい権威は、あなたと同じ様に、神を何よりも優先するという呼びかけに、内なる魂の動きが従う自立した人々です。彼らは、他者のニーズによって自らに与えられたパワーを濫用する必要はありません。あるいは、上司やパートナーといった同じ人々が、あなたの態度の変化に反応を変えることもあるかもしれません。彼らも又、ハイヤーセルフとローアセルフの間で葛藤を抱えているのかもしれません。彼らはあなたを内面から解放し、あなたの尊厳を尊重するので、関係性は相互に与え受け取り合うものになるでしょう。

 あなたの認識が歪んでおり、権威があなたを辱め虐待しようとしていると思い込んでいるならば、神への完全なサレンダーによって、神があなたの誤認を明らかに見せてくれるでしょう。そして、あなたの認識は現実に適応したものになります。そうして、あなたは最早、相互的な事業における正当な役割をあなたに期待しているだけの正しい権威に対して、反抗をする必要はなくなります。あらゆる権威への反抗は、しばしば他者を支配する力をもつこと、その力を濫用したいという、あなた自身の隠れた欲望のマスクです。
このように考えたことはなかったかもしれませんが、身勝手さがあなたの人生を支配し、自らの身勝手さが満たされない度に強い屈辱感と無力感を抱くようになると、あなたは宇宙で最も偉大な力、つまり神になるか、あるいは滅ぼされるかのどちらかしかないと信じるようになるでしょう。完全な壊滅を避ける為に、あなたは神の意志ではなく、代替の力に屈しがちになります。あなたはパートナー、上司、独裁者等のより強い、あるいはより強そうに見える相手に従属することを選ぶかもしれません。彼らに仕えることで、優位な立場を手に入れることを望みます。あるいは、神の代用品となる、お金や地位の力を求めるかもしれません。又は、他者から距離を置き、十分にハートを開くことなく、自らを魅力的に見せ、他者の誤認や神経症的なニーズにつけ込むことで、力強さを感じるかもしれません。

 代替的な権威や権力への従属と同様に、あらゆる権威に対する無差別な反抗はどちらも、神へのサレンダーという自然な魂の動きが否定され、妨げられた時に生じる影響、つまり原因の結果です。神が最高の権威だと認められる時、全てがうまくいきます。さもなければ、あなたが必要とし、仕える権威について混乱するに違いありません。いつ導きに従い、いつ自己主張すべきなのか分からなくなってしまうでしょう。神へのサレンダーがあなたの第一の心構えである時、物事を明確に認識し、内なる葛藤なく行動に移ることができます。あなたは自らにニーズがあること、人生の特定の領域では権威やリーダーは必要であること、権威との関係性において自らが果たすべき役割があり、その役割を受け入れることで自らを高め、真の尊厳を高められることを認めるでしょう。このリーダーに従うことで、あなたが魂を失うことは決してありません。何故なら、あなたの魂は神に所属しており、神はこの魂をこれまで以上に強く、清く、大いなる自立性と共にあなたに返すのです。

 神と神の意志にあなたの全てを委ねるという運命への抵抗は、現実的に弱らせ蔓延するような罪悪感を生み出すに違いありません。あなたの弱さ、躊躇、自己不信、自己懲罰のパターンの多くは、このことの直接的な結果です。あるレベルでは真実かもしれない心理的な解釈をどれだけ見つけたとしても、人生のあらゆる側面、あらゆる点で、自らの全てを創造主に捧げ、あなたが霊的に自分自身を癒さない限り、この自己破壊的なパターンがひっくり返ったり変容したりすることは決してありません。

 勿論これは一度きりの頑張りではなく、毎日人生のあらゆる問題で繰り返す必要がありますが、このことが起きる時、あなたは新たな強さと、それまでは知らなかった自分自身の感覚を経験するでしょう。これは殆ど逆説的に現れるかもしれません。あなたは常に心の奥底で、神に委ねることで自分自身を失うのではないかと恐れてきました。心の奥底で皆さんはいつも恐れてきたのです。しかし、あなたは明白な現実として、イエスの以下の言葉が本物だと気づきます。自分自身を見つけるには、自分自身を(神の内に)失わなければならない。

 この新たな強さは、突如として自然発生的な動きとなるでしょう。いつポジティブな攻撃性を発揮し、いつ優雅に委ねるのかを選ぶ叡智が、既知の感覚としてほぼ即時的にあなたの内で感じられ、そこから適切な行動が流れ出るでしょう。ポジティブで活気に満ちた攻撃的な動きが、子供じみた破壊的な反抗や否定に取って代わります。あなたの身勝手さが好まないであろう、優雅な委ね、譲り、従い、受け入れることが、屈辱、自己否定、人生への恐れや不信からの従属に入れ替わります。どちらの場合も、あなたは新しい方法で選ぶでしょう。かつては弱々しく従属していたところでも、今やあなたは無傷の尊厳を保ったまま従い、譲るかもしれません。あるいは、ポジティブな攻撃が相応しいと気づくかもしれません。その場合、かつては盲目的で破壊的に反抗していたところでも、今やあなたは新たな精神で、異なる動機から、より明確な視野と知識をもって立ち上がるかもしれません。従って、あなたの立ち位置は、あなた自身にも他者にも、全くことなる結果をもたらすでしょう。あなたの攻撃性の傾向が変わるのです。あるいは結局のところ、状況は戦うことではなく委ねることを必要としており、それが関係者全員にとって公平で、正しく、必要で、理にかなった良いことであり、あなたの攻撃を必要とするような不正や虐待はなかったことに気づくかもしれません。

 しかし、ポジティブな攻撃は、不正や虐待を暴く為だけに必要な訳ではありません。これは単なる反応的な行動ではなく、最初の行動でもあるべきなのです。このようなポジティブな攻撃は、それがあなた自身の内であれ、外的な環境の中であれ、外へ出て、拡張し、改善し、創造する為には不可欠なものです。内面のいかなる否定的な素材も、この力強い動きが湧き上がらなければ変容できません。この動きが健全で有機的な方法で湧き上がる時、それは消耗させるものでも努力を要するものでもありません。それは生命体全体に活力を与える、解放であり自由化なのです。しかしこれは、神の意志に沿った、適切で有機的な攻撃である場合に限ります。あなたが創造しようと努める新しいポジティブな現実は、魂の動き、すなわち神に委ねるという内なる呼びかけを否定した結果として必然的に生じる混乱から解放された時にのみ実現し得るのです。新しい現実の中で、あなたは最早、いつ立ち上がって主張すべきか、いつ屈服して従うべきかを自問する必要がなくなります。あなたは最早、自らが頼り、必要としている人間の権威の性質やその動機を疑うことはなくなるでしょう。この洞察を決して与えることができない知性だけで取り組む必要はありません。あなたは自然発生的に知ることになります。その知識は、間違いなくあなたの目の前に、明確で力強く存在するでしょう。神が支配し、キリストが王であり、あなたの行動、認識、知識、反応、感情の全てが正しい、自らの存在の中心から流れ出るでしょう。愛する友人達よ、あなたが切望する平安や一点集中の鍵はここにあります。この鍵を使ってください。

 このレクチャーが、あなたの第一の目標である神へのサレンダーに一歩近づくきっかけになるよう、私達は願っています。ここでお話したように、そして今後もお話しする他の多くの点でも、あなたの人生全体は変化するでしょう。こうして、あなたは新たな原因を始動させ、それは新たな結果をもたらします。あなたが最早好まなくなった人生の状況の多くは、神を信頼し、委ねることを差し控えた結果、あるいは影響です。あなたは人生のいくつかの領域では、神へのサレンダーがあるかもしれません。そして、そこでは望ましい、喜ばしい結果が得られています。原因は相応の結果を生み出します。しかし、あなたの魂は分裂しており、未だそのサレンダーが起こっていない領域が数多くあります。その領域こそが、創造主との根本的な関係を変える必要がある部分です。あなたが抱える恐れ、不安、自己疑心、他者との葛藤、周囲のいざこざ、あらゆる種類の不満足や欲求不満、その根本的な原因は、魂の呼びかけをあなたが否定していることにある筈です。この明確でシンプルな基準を使ってください。

 愛する友よ、皆さんに差し伸べられた祝福は、特に今のこの時、あなたを支え、包み込み、安全に安心させ、あなたの全身に真実と愛を注ぎ込む神に自らを委ね、神の道具となることを助ける為に方向づけられています。これを、現実にしてください。祝福がありますように。


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